田んぼに稲藁が積んでありますが積まれた状態を(藁にお)、と長野県北部では言います(新潟県の一部でも同じ言い方ですが形は異なります)。
長野県の中部、岡谷市や諏訪市では藁にご と言います

稲藁宅配便など表紙へ

下は長野市付近の藁にお(南北に積みます)

新潟県で藁にお

九州地方の藁こづみ

長野県飯山市で撮影。最近の機械化でコンバインで稲刈り藁だけを前の田のように干してから「藁にお」にする

隣の田の大きな藁にお。来春まで冬越し、この辺りは雪が150センチぐらい積もる。
長野県中部の原村での呼び方と積み方
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読売新聞別府通信部の好意で記事と写真を送って頂いて掲載しました。

安心院町の藁こづみ大会が、平成居12年11月11日(土)に開催されました。

正調こづみ、創作こづみの2部門に各10チーム、計20チーム。

見物人を入れて400人ほどが参加。

当日を紹介する安心院町のウェブページ

島根県温泉津町と愛媛県宇和町もゲスト参加し、計23基(藁こづみの数え方は?)が2時間ほどで積まれました。

島根県温泉津町「ヨズクハデ」と呼ばれるもので、稲の乾燥用のハゼ干し
(温泉津ではハデと呼ぶそうです)です。ヨズクは「みみずく」「ふくろう」
の意味だそうで、できあがった形は確かにふくろうのようにも見えました。
 当地でも、もう姿を消し、積める人もわずかになったそうです。いまでは保
存会が活動しているとか。

できあがった形は確かにふくろうのようにも見える。
藁こづみが半分ぐらい出来あがりました

     
わらの集荷稲わらの集荷の様子、今年は天気が良かったので田の中までトラックが入れました 場所によっては道上から積めるように予定を立てる。

オリンピックの競技に使用されたホワイトリンクが見える田

この秋の藁の集荷風景です。


道の側まで出した藁を二人がかりで積み込み。

藁束を「にお」から取り
地面に側面を突いて端を揃える
二人のタイミングを合わせ投げ上げる
地上3・5メートルにもなる最後の50束はさすが大変。
トラックの上では丁寧に藁を並べていく
高い所の眺めはいい?山羊となんとかは高い所が好き。
満タンに積んではさ掛けの見える所を通過。
秋の藁は葡萄の木の凍害防止とりんご園の肥料用に約3000束

来春まで腐らない様ににおを積み

農家の人にシートで覆いをしてもらう。

はさ掛けにしないでこのようにして自然乾燥させる方法もあります。

呼び名は「きのこ干し」とか「しゃがま干し」などと言われています

周りはすっかり片付いたが未だはさ掛けが見える。11月3日に日記に書いた田んぼ。
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